子どもが片付けを進んでできるようになるオススメの方法・声かけ
こんにちは、タイヨウ先生です。
今回は、
子どもが出した玩具を片付けてくれない!
帰ってきて身に付けていた物を元の場所に置いてくれない!
そんな時にオススメの声のかけ方、片付け方法をご紹介したいと思います。
内容的には2歳頃〜のお子さんを対象として話になります。
そもそもなぜ子ども達は片付けをしてくれないのでしょうか?
次のような理由があります。
・片付けという概念がまだない
・片付けをすると楽しい遊びが終わってしまう
・片付けをする流れが整っていない
『片付けという概念がまだない』というのは、幼い子どもにとっては片付けるという行為は意味がわからないことなのです。遊びたいという欲求が先に来ているので、次はあの玩具で遊ぼう!という気持ちが先に来てしまいます。そもそも片付けってどうやるの?っていうのが子どもの本音ですね!笑
『片付けをすると楽しい遊びが終わってしまう』というのは、言葉の通りです。遊びというのは子ども達が一番楽しいこと。それが終わってしまうのは嫌ですよね?大人でも同じ感覚を覚えたことだってたくさんあると思います。この気持ちをいかになくしつつ片付けをすることが嫌なことと思わない工夫をすることが重要になってきます。
『片付けをする流れが整っていない』というのは、片付けをする環境は整っていますか?例えば、子ども達の部屋以外のところに目を向けて見て下さい。リビングに大人が使っている物が整理されていなかったり、玄関の靴が乱雑に置いてあったりなど、子どもは様々な場所を見て学びとる力があります。そんな光景を毎日見ているお子さんに片付けをしなさいと言っても難しい話です。
また、小さいお子さんにとってはお片付けの箱を開けることが難しかったり、扉の開け閉めだけでも大変だったりします。そのような難しいお片付け環境になっていないのかを考えることも大切です。
では、具体的にどのような片づけ方法がいいのか次の通りです。
・片付ける場所をお子さんが分かりやすい場所にしておき、入れ物を蓋がない物など簡単に入れることができるものにする。
片付ける場所と言っても玩具箱などシンプルに一つの場所に片付けるという所から始めましょう。その際に蓋付きの物にしてしまうと、玩具を片付けるまでに複数の動作が必要になってしまいます。こうなってしまうと、幼いお子さんにとっては重労働に感じてしまいます。子どもの手の感覚は2〜3歳児でも、大人が二枚の軍手を手につけて作業しているのと同じだともいうので、それを考えると納得できるのではないでしょうか。
・大人が片付けは楽しいものだと明るいイメージが持てるように一緒に片付けをしながら片付け方も見せていく。
一緒に片付けると言っても同じ場所にいて口で指示するだけではお子さんにとっては楽しい経験にするには難しいです。
私のオススメの方法は、大人がお店屋さんに変身して、お子さんに玩具を持ってきてもらうやり方です。
「今からお店屋さんになるから、〇〇くん玩具持ってきてお手伝いして〜」というと、ごっこ遊びが好きな子ども達は「いいよー」と言って持ってきてくれる確率が高いです。お店は綺麗に物が並んでいるよねと言葉を添えながら片づけ方を見せていくとさらに綺麗な片付け方も教えることができます。
・片付けのルーティーンを決める。
これは言葉の通りですね。片づけの流れを決めていきます。例えば時間がわかる年齢のお子さんであれば毎日決まった時間に片付けをする。まだ時間もわからない子であれば、好きな音楽が流れ始めたら片付けの時間。など、決まった流れを繰り返すと習慣化しやすいと思います。この時も大人が一緒に片付けをすることで片付け方を教えつつ進めることができると思います。
次にオススメの片付けのときの声のかけ方について私が娘に試してきた中でもオススメの方法を紹介したいと思います。
・玩具の気持ちを代弁する。
この方法が私の娘には一番効果的でした!どのように伝えるのかというと、例えば人形を片付けるのだとしたら、
「人形さんあっちで一人ぼっちになって悲しい顔をしているよ。誰か優しいお友達が連れてきてくれないかなー」
など、人形があたかも感情を持っているかのように伝えてあげます。
私の娘の反応は「私が連れてきてあげる!」と言ってすぐに取りに行ってくれます。笑
持ってきてくれたら「〇〇ちゃんいいことしたねー!ちゃんとお人形さんもお家(玩具箱)に帰ることができて喜んでるよ」
と伝えるとものすごく誇らしげな顔をします!笑
この方法だとお子さんに対して指示を出す伝え方ではなく、自ら主体的に考え行動した経験に繋げることができ、さらに褒められる経験もできるので、一石二鳥です!
オススメの片付けた方、声のかけ方についてどうだったでしょうか?主に2歳頃〜使える内容でしたが、すぐにも簡単にできる内容だったと思うので、いいねと思った方はやってみてください。
ご覧いただきありがとうございました。