現役保育士りょうちゃん先生の子育てブログ

現役保育士として得た知識を、皆様と共有し子育ての悩みや保育の悩みを解決したい。一緒に楽しんで子ども達と明るい毎日を過ごしましょう(*^_^*)

【必見】子どもの食事について 3〜5歳児編

こんにちは、タイヨウ先生です。

 

今回は前回書いた、子どもの食事についての記事の続きで、3〜5歳児編になります。

 

前回の記事の内容はこちらになります。https://kosodatelifestyle.hatenablog.com/entry/2020/10/15/230847

 

 

3〜5歳頃の食事

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この頃になると、スプーンやはし、コップなどの扱いが上手になり、食事はほぼ自立していきます。

 

配膳や片付け、ある程度のマナーを覚えることができ、5歳になる頃には年少児の食事の手伝いもできるようになっている頃でしょう。

 

 

基本としては、

 

・言葉の理解も以前より深まってくるので、食事を通して、食べ物への関心が広げることができるようになります。

 

・ルールの理解もできてくるので、時間を意識して食事をすることができるようになる。
マナーの大切さに気づき、みんなが気持ち良く食事ができるように守ろうとする姿も見られるようになってきます。

 

・年齢が上がってくると、野菜を作る人の話や、栄養の話をすることで食材の大切さが理解でき、好き嫌いを解消することができたりもします。
 

言葉の理解できるようになった所で、ルールやマナーの大切さ、食材についての話などをすることで多方面から食育を進めていくことができるようにしましょう。

 

次は年齢ごとに分けてより深堀りしていきたいと思います。

 

 

3歳頃

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この時期になると次の行動の見通しを立てることができるようになってくるので、食事までの準備をある程度手順通りにすることができるようになってきます。

 

食事中のマナーについても理解ができるようになってくる時期ですので、基本的な食べ方を伝えていくようにしましょう。

 

 

タイヨウ先生のキラキラポイント

 

食事の様子を見ながら、噛むことを意識できるように、「唇をくっつけて、歯を動かすといいよ」、「カミカミできてるかな?」など、お子さんが意識できるように声をかけていきましょう。

 

お皿の持ち方、正しい姿勢なども一緒に伝えていきましょう。上手な姿勢や持ち方をできた時には、「その持ち方お兄ちゃん、お姉ちゃんみたいでとってもかっこいい!」など、できたことを具体的に褒めることで何が上手だったのかを知らせていくといいです。

 

よく噛むためには食事の環境も大事です。足の裏が地面にしっかりとついているか、体はテーブルに近づけているか、背筋を伸ばして深く座っているかをしっかりと見てあげて、食事環境を整えてあげましょう。

 

・スプーンの鉛筆持ちができているかを確認していきながら、正しい持ち方を継続することでお箸への移行もスムーズになります。

しっかりとお子さんが意識できるように、できた時は褒めながら継続できるようにしていきましょう。

 

 

4〜5歳頃

 

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この時期になると、配膳から片付けまでを一人で行うことができるようになってきます。

 

好き嫌いもある程度は我慢して食べることができるようになったりなど、自分なりの目標を持って頑張る姿も見られるようになってきます。

 

言葉の使い方も教えることで上手に使い分けることができるようになってくるので、間違いやすい料理の区別などもできるようになてきます。例)ハンバーグなのにハンバーガーと言っていた子が2つの違いを区別できるように。

 

 

タイヨウ先生のキラキラポイント

 

配膳の正しい位置や、食器の片付け方など、お手本を見せたり言葉で伝えていくようにしましょう。「そっと置いて」、「優しく置く」、「あんまり重ねてもっていかないように」など。

 

はしの使い方については、個人差もありますので、苦手な子には無理に使わせるのではなく、お子さんのペースに合わせて使うようにしていきましょう。

 

はしを使う遊びをすることで楽しく、はしの使い方を覚えていくことができるのでご家庭でもオススメです。例)様々な形に切ったスポンジをタッパに入れ、はしでとって器に盛り付けて遊ぶなど。

 

簡単な食事の手伝いを頼むことで、食事に楽しく参加できるようにするのもオススメ。「今日は〜ちゃんが手伝ってくれたから助かったわ」、「お手伝いが上手だったからまた頼むね」など、できたことを具体的に褒め、保育者の気持ちを伝えると効果的です。

 

【はしについて】使いやすいサイズは、手首から中指先までの寸法に2〜3センチ足した長さ。

持ち方の伝え方→親指、ひとさし指、中指ではしを一本鉛筆持ちにする→そのままはしの先を上下に動かしてみる→小指の側からもう片方のはしを差し込む→上のはしを動かして食べ物をつまむ。最初は保育者が下のはしを押さえてやるとよいです→持ち方に慣れたら、自分で下のはしを親指の根本で押さえるように持って動かす。

 

以上が3〜5歳の食事についてです。この年齢になると言葉や見本を見せることで伝わりやすくなるので、伝え方も様々な方法を考えることができますね。

 

今回の記事が参考になれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。