【基本】子どもの排泄について 3〜5歳編
こんにちは、タイヨウ先生です。
今回は子どもの排泄について3歳〜5歳編です。
前回の記事はこちらになります。合わせてご覧ください。
kosodatelifestyle.hatenablog.com
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3歳頃
基本
膀胱も成長してくることで、おしっこの間隔が2〜3時間は空いてくるようになります。
ほとんどの子ども達が布パンツ(普通に使うパンツのこと)で過ごすことができるようになり、この頃になるとオムツを嫌がり、「パンツを履きたい」など主張する子もでてくるようになります。
失敗した時は、恥ずかしいという気持ちが芽生えてくるので、おしっこを漏らした時など気持ちの面でも配慮をしてあげることを忘れないようにしましょう。
トイレに行く時には、自分から尿意を知らせ、便器の前に行き、ズボンとパンツを下ろして排泄をすることができるようになります。
女の子だったら自分でトイレットペーパーをとって拭くこともできるようになり、男の子の場合は手でおちんちんを押さえるように声をかけるとよいでしょう。
その後手を洗うこともできるので、一連の動作を始めは保育者が見守り援助していくことで、次第に援助がなくとも一人で行えるようになっていきます。
タイヨウ先生のキラキラポイント!
☀ズボンやパンツを下ろす時には、しっかりと下まで降ろすことを伝えるようにしましょう。特に男の子の場合はしっかりと下ろしていないとおちんちんをしっかりと前に出すことができないこともあります。始めうちはお子さんの気持ちに合わせてズボンを全部脱いで行ってもいいと思います。
☀便器に座りやすいように、子ども用の便座を用意しているご家庭は自分でおしっこの用意をすることもできるようになってくると思うので、自分でできそうな時はさせてみてもいいでしょう。ちなみに、私の娘は自分で用意することができてます♪
☀トイレットペーパーを上手く切ることができなかったり、遊んでしまうような時は予め、保育者が適度な長さに切っておくなど拭きやすいように配慮するといいでしょう。
☀トイレットペーパーの適切な長さを教える時には、見本を置いておいたり、保育者がとっている所を見せたりしましょう。自分の利き手で紙を引き出し、もう片方の手でホルダーの手を押さえるなど、お子さんのとりやすさを意識しましょう。
4〜5歳頃
基本
この頃になると排泄の一連の流れが見守っていなくてもできるようになります。汚さないように使ったり、スリッパをしっかりと揃えたりすることもできるようになります。
トイレのマナーもほとんどできているように思えますが、時々手洗いなどを忘れてしまたりすることもあるので、しっかりと身につくことができるようにマナーの意味を伝えることを忘れないようにしましょう。
また、羞恥心の芽生えからおしっこを漏らしたことを隠してしまったりすることもあるので、できるだけ子ども気持ちを尊重し、気持ちに配慮することを忘れないように。
便が出た時に自分で拭くこともできるようになってきますが、まだまだ拭き残しもあるので、4歳頃までは保育者がチェックをするようにしましょう。
タイヨウ先生のキラキラポイント!
☀トイレのマナーを伝える際には、言葉でも十分に理解できとは思いますが、絵カードを使うことでさらにわかりやすくなります。イラスト+言葉でさらに理解でができるようになります。
☀今まではトイレットペーパーの長さの見本を置いたりもしていましたが、見本をなくすことで見本をなくすことで、「自分でできる」という自身をつけることができるように配慮しましょう。
☀お尻の拭き方やおちんちんを拭く時に、言葉の理解もある程度できるようになっているとおもうので、「お尻のバイキンがつかないように前から後ろに拭こうね」と理由をしっかりと説明して拭き方を教えましょう。
☀手洗いの大切さを伝える時も絵カードなどイラスト付きで教えてあげると理解も深まります。
☀最近は洋式のトイレがほとんどですが、まだまだ和式のトイレもある場所は多いので、和式のトイレの使い方を、お出かけ先などで和式のトイレを見つけた時には使い方を教えてあげるようにしましょう。
☀おねしょはこの時期でもまだしてしまうものなので、気長に関わっていくといいです。無理にお子さんにおねしょをしないように意識させてしまうことは避けましょう。また、オムツを履いて寝ることは逆効果なので、お布団を別にするなどの対策をすることをオススメします。
以上が子どもの排泄について2〜5歳編になります。
4〜5歳になってくると言葉の理解もほとんどできるようになり、会話も上手にできるようになってきて、できることが当たり前のように接してしまいますよね。
保育士でも年中、年長組さんだからとつい任せてしまったり、配慮が必要な所を見落としてしまいがちなことがあります。
特に5歳児は就学前だからこそ丁寧に関わっていかなければならないこともあるので、お子さんの様子をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。
ここに書いてあることは目安ですので、必ずしもここまでできていなけらばならないというわけではありません。簡単な目標だと思って、お子さんのペースに合わせて進めていくことが大切です。
ご覧いただきありがとうございました。少しでも皆さんの子育ての役に立つことができれば嬉しいです。