自然に触れよう!オススメの外での遊び方 1〜2歳児編
こんにちは、タイヨウ先生です。
今回は自然に触れながら子どもと遊ぼう!1〜2歳児編を書いていきたいと思います。
前回の記事はこちらになります。ぜひ合わせて読んで見てください。
kosodatelifestyle.hatenablog.com
1歳児
基本
歩くことができるようになったこの時期は、行動範囲がぐっと広くなります。
そのため、様々なものに興味を持ち、自分から近づいて見てみたり、触ってみたりすることが多くなります。
いろいろなものにアンテナを張り巡らせる子ども達がですが、植物を見せた時に、興味を示す子もいれば示さない子もいます。
私も外につれて行って、「多くの自然に触れさせてあげよう」と思った時に子どもの反応があまりよくなくてがっかりしたこともありました。
ですが、自然を通して学ぶことはまだまだあります。
自然は植物だけではなく、虫や水や空気など、細部まで見ればたくさんの要素が豊富にあります。
子どものアンテナを見逃さずに「すごいの発見したね!」、「いいにおいがするね!」など共感していくうちに、様々なものに興味・関心が広がっていきます。
タイヨウ先生のキラキラポイント
五感を使って楽しむことができるように見た目や匂いなど感じることを言葉に出して、楽しむ魅力を伝えていこう。
興味・関心を広げるには、どれだけ子どもと信頼関係を築けているかが大切です。信頼関係があればあるほど、保育者の関わりで子どもの興味は広がりやすくなります。
見つけたものはバッグや袋に入れて、集める遊びに発展させてみよう。
無理に触らせようとはせず、子どもの発見や反応を見守りましょう。
以上の点を意識することで子どもは自然を思いきり楽しむことができるようになると思います(^^)
タイヨウ先生のそれこうしよ!
この時期は小さな虫を発見してわざと踏み潰したりする子が出てきます。
とっさに「やめなさい」と行ってしまいがちですが、一度落ち着いて子どもを見て、なぜそうしてしまうのかを考えてみましょう。
どのような理由で踏んでしまうのか大きく分けて2つが考えられます。
1つ:自分のイライラした気持ちを発散するため。
2つ:好奇心で、踏んでみるとどうなるのかなと試しているため。
です。どちらの理由にも子どもなりの思いが感じられますね。
では、どう接してあげたらいいのか一つずつ「それこうしよ!」という方法をお伝えしますね。
自分のイライラした気持ちを発散するため。
まずは、「かわいそうだからやめてあげて」と言って行為を止めましょう。
それから「なんだかイライラしちゃったね」と子どもの気持ちに共感してあげてください。
最後に、「向こうで走ったりして遊ぼう!」と、体を思いきり使う遊びに誘い、気持ちを発散できるようにしてあげるとGOOD!
好奇心で、踏んでみるとどうなるのかなと試しているため。
まずは、傍に寄り添い「虫さん動かなくなっちゃったね」、「ママに会えなくなるね」など生き物の気持ちを代弁してあげましょう。
それから、「〜くんもママに会えなくなったら嫌だよね?」と気持ちを共感しやすくしてあげてください。
最後に、「今度見つけたら優しくみてあげようね」と次に見つけた時にどうするのかを伝えるとGOOD!
虫を踏んだことにより、その結果どうなってしまったのかを関連づけて考える機会にしましょう。
2歳児編
基本
2歳頃になると、理解力も1歳の頃よりも伸びてくるので知的な関わりができるようになります。生き物の形の違いや、動きを観察することが楽しくなります。
飼育をしたりすることは難しいのですが、虫や植物などを人間と同じように扱う姿も見られるようになってきます。
例えば、虫を見つけると「パパとママがいるお家に帰っているのかな」と自分の生活と重ね合わせたりもします。
タイヨウ先生のキラキラポイント
自分達の生活に合わせるように、虫の動きなどを伝えることで興味を掻き立てるような関わりをしてあげましょう。
例)「虫さんは葉っぱの下でなにをしているのかな?もしかして寝てたりするのかな?」など、生き物の生態を言葉にして伝えてあげる。
生き物を飼育して観察するいい機会になるのがこの頃です。子ども達が興味をひく虫がいたら目の届く場所で飼育してみましょう。
その時は、生き物の命と子どもの安全に配慮しましょうね。
タイヨウ先生のそれこうしよ!
この時期の子ども達は「どうして?」とどんなことにも疑問を持ち聞いてくることが多くなりますよね。
「どうして」、「なぜ?」と感じるのは心の成長の証でもあります。子どもの好奇心を掻き立てるためにファンタジー的な答えを伝えることもアリですが、事実を伝えることがさらに知的好奇心を育むことにも繋がります。
では、「どうして」、「なぜ」という好奇心で聞かれた時に大切な「それこうしよ!」は、
まずは保育者が身近な出会う植物や、生き物の基礎的な知識をしっかりと勉強してもおきましょう。
質問の答えがわからない時には、はぐらかしたりせずに「私もわからないから、あとで一緒に調べてみようか!」と子どもの好奇心を丁寧に受け止めるようにしましょう。
一人の子が「なぜ」と感じた時に周りの子も巻き込んで、答えを知っている子と繋げるなどして、人間関係の輪も広めていくのもいいかもしれません。
まとめ
自然と触れ合う時には、生き物や植物がただあるだけでは子どもは楽しむことができませんし、興味・関心の輪を広げていくこともできません。
大切なのは、保育者が「どんな特徴があるのか」、「どんな動きをしているのか」など、さり気ない語りかけなどから興味を引き、生き物に関わろうとする意欲を引き出すことです。
子どもに自然の魅力を伝える際には、保育者も生き物や植物についての知識をある程度持つように心掛け、一緒になって発見を楽しみながら、愛着を持って接している姿を子どもに見せていきましょう。
ご覧いただきありがとうございました。少しでも皆さんのお役に立てることができたら幸いです。