現役保育士りょうちゃん先生の子育てブログ

現役保育士として得た知識を、皆様と共有し子育ての悩みや保育の悩みを解決したい。一緒に楽しんで子ども達と明るい毎日を過ごしましょう(*^_^*)

【重要】子どもの睡眠について 0歳〜1歳3ヶ月編

こんにちは、タイヨウ先生です。

 

今回は子どもの睡眠について書いていきたいと思います。

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子どもの健康や成長に大切なのが睡眠です。睡眠をしている時にも子ども達は一日の出来事を思い出し、反復し、学習しています。

 

また生活リズムを一定に整える役割もしているため、できる限り同じ時間に寝て、同じ時間に起きることが望ましくもあります。

 

では、年齢別の睡眠について解説していこうと思います。

 

 

0〜6ヶ月未満頃

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基本

3ヶ月頃までは、一日の中で昼夜関係なく小刻みに睡眠をとります。ほとんどが寝ている状態なので置きている時間の方が短い子も少なくありません。

 

3〜4月頃になるとまとまって寝る時間も増えてきます。今日はいつもより長めに寝ているなと感じ始めたら、ちょっぴり成長した証ですね♫

 

6ヶ月頃には、睡眠のリズムも少しずつ整ってきます。午睡は午前と午後に1回ずつになる子が増えてきます。この頃くらいから夜泣きが出始める子がいますね♪

 

また昼夜の違いがわかるようになってくるので昼と夜のメリハリをつけることで生活リズムを整えてあげましょう。

 

昼は活動的に遊んであげるようにし、夜は寝る時間になったテレビを消す、寝る部屋を暗くするなど、子どもがしっかりと眠ることができる環境を作ってあげましょう。

 

午睡とは・・・午前・午後にとる睡眠のことの総称です。

 

多くの方が耳にしたことがあるかと思いますが、レム睡眠とノンレム睡眠という言葉をご存知でしょうか?

 

乳幼児期はこのレム睡眠とノンレム睡眠が小刻みに繰り返されます。成長と共にその周期が長くなっていきます。

 

レム睡眠とは・・・深い眠りのことで、体は休んでいても脳は目覚めている状態のことをです。この時に、夢を見たり、子どもの場合は夜泣きをしたりします。

 

ノンレム睡眠とは・・・脳も休んでぐっすりと眠っている状態のことです。この時間が長いと次の日スッキリとした目覚めができます。

 

 

タイヨウ先生のキラキラポイント!

 

午睡の環境を整えよう。

 

物音や光に敏感な子は窓際に寝かせない。

 

午睡の時には、真っ暗にせず、カーテンなどをして薄暗いくらいにする。

 

子どもがしっかりと寝るまではそばで寄り添ってあげましょう。

 

オルゴールなどを小さな音で流すことで、寝るタイミングだということ習慣化して知らせよう。

 

お子さんが一番安心して眠りやすい体勢で寝かせてあげましょう。縦抱きや横抱き、おんぶひもでなどその子にあった寝かせ方をしてあげましょう

 

できれば遊んでいる場所で寝かせようとせず、寝室やベビーベッドなど環境をはっきりと分けよう。

 

途中で目覚めてもすぐに駆けつけることができる場所で過ごしましょう。起きたらやさしく声をかけてあげましょうね♪

 

 

0〜2歳児の睡眠でもっとも大切なことは、寝ている時の様子をこまめにチェックすることです!

 

なぜなら、乳幼児突然死症候群SIDS)への注意が必要だからです。

 

乳幼児突然死症候群SIDS)とは・・・健康だった乳児が睡眠中に突然死亡してしまう病気で、原因はまだはっきりとは解明されていません。仰向けで寝ていても、うつ伏せで寝ていてもどのような寝方をしていても関係ありません。

 

とても悲しい病気ですよね。解明されていないので、これをすれば大丈夫というような解決策はありません。

 

ですが、予防はできます。次のチェックリストを参考にされてみてください。

 

うつ伏せ寝にならないようにする。

 

布団は顔にかからないようにする。またハンカチやぬいぐるみなど、万が一顔覆ってしまうような物をベッドや寝る場所に置かないようにする。

 

午睡中は5〜10分おきにこまめに寝ている姿をチェックする。この時に目視だけでなく、体に触って呼吸をしているかを確認する。

 

タバコの副流煙を吸わせない!子どものいる部屋では絶対に禁煙しましょう。

 

 

6ヶ月〜1歳3ヶ月未満頃

 

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基本

睡眠のリズムが整ってくると共に、午睡の時間もまとまってきます。脳が発達してくることで、生活のリズムが整ってきます。遊び→食事→睡眠といった流れのように生活にメリハリが出てきます。

 

これまで寝る回数や時間が多かった子も、午睡は午前に1回、午後に1回、1歳を過ぎる頃になると午前中は寝ずに午後に1回だけという子も出てきます。

 

午睡の時間が決まってきたら、食事や遊びの時間のリズムもお子さんの体力や成長に合わせて一定のリズムを整えていくようにしていきましょう。

 

一日を充実させていくことで子ども達はすくすくと健康に成長していくことができるでしょう。

 

タイヨウ先生のキラキラポイント!

 

1歳児頃になると周りの状況がわかるようになるので、不安を感じて寝付けないことがあります。

その時はそっと肩に手を置いてあげたり、添い寝をしてあげたりなど安心して眠る環境を作ってあげましょう。

 

「トントン」はまだまだ効果的です。お子さんの心臓の鼓動に合わせて軽く胸の辺りをトントンしてあげましょう。お母さんの鼓動に合わせてもOK。

 

寝付きにも個人差はあります。それぞれの寝る時のクセを把握して、安心して眠れ環境を作ってあげることが大切です。

 

以上が0歳〜1歳3ヶ月頃の睡眠についてになります。

ご覧いただきありがとうございました。少しでも皆さんのお役に立てることができたら幸いです。