【基本】子どもの排泄について 6ヶ月未満〜1歳3ヶ月未満編
こんにちは、タイヨウ先生です。
今回は子どもの排泄について書いていきたいと思います。
保育士として働き始めて初めて1歳児クラスを担当した時に、私が困ったことの一つがオムツを交換するタイミングでした。
「これぐらいでもうオムツを交換してもいいのかな?」、「あ、もうオムツがおしっこでパンパンだった」など、排泄に関しては悩んだり、反省を繰り返すこともありました。
この記事を見ている皆さんもきっと、「オムツの交換っていつ頃かな?」、「オムツを卒業するのはいつ頃からかな?」など疑問に思うことがあって見ていると思います。
今回も年齢に合わせた、排泄の基本やポイントなどを書いていきたいと思います。
6ヶ月未満
基本
この時期は少量のおしっこを頻繁に排尿しています。皮膚も弱く、濡れたオムツをそのまま履いていたりすると、太ももや陰部の周りがかぶれてしまったりすることもあるので、清潔に保つことが大切です。
オムツが濡れているかはこまめに確認をしてあげながら、交換をする時は貴重なスキンシップの機会にもなりますので暖かな声をかけて接してあげましょう。
おっしこの量は子ども一人一人の膀胱の大きさが関係しています。この時期は膀胱も小さいのでおしっこが反射的に出てしまいます。
成長と共に膀胱も大きくなっていくので、少しずつ一回のおしっこの量が増えたり、間隔があいてくるようになります。
タイヨウ先生のキラキラポイント!
☀オムツが濡れた時の不快感と、交換してもらった時の心地よさを感じとることができるように、言葉で「おしっこでぬれたね」、「きれいになってさっぱりしたね」など、状態にあった言葉をかけてあげましょう。
☀おしっこが少量しか出ていない時に毎回変えていると、オムツのコストもかかるので、適度な間隔でオムツを変えるようにしていきましょう。
☀不快な時は泣いて知らせると、保育者が心地よい状態にするという行為の繰り返しが排泄の自立への第一歩となります。
☀オムツ交換は手際の良く行うことが肝心です。必要な物は個別にひとまとめにしておき、取り出しやすいように工夫しておきましょう。
☀感染症の予防対策も必要ですので、オムツを交換する時にオムツシートを敷き、交換が終わった後はしっかりと手を洗い、できれば手をアルコール消毒するといいでしょう。
☀歌に合わせて手足を揉んであげたり、足を軽く持って上下に上げ下げしたりなど、軽いスキンシップを2〜3分とることで信頼感も増していくことができます。
6ヶ月〜1歳3ヶ月未満
基本
この時期になると、子どもの成長も大きく、お座りから歩行まで今までできなかったことができるようになります。
排泄面の方も、感覚を感じとることができるようになり、排泄の前に自分からサインを送ってくれるようになったり、排泄の後に知らせてくれることもでてきます。
おしっこの感覚があいてきたなと感じるようになったら、子どもの反応を見てトイレに誘ってみたりしましょう。無理にトイレに誘う必要はありません。
さらに細かく分けると、
6ヶ月〜11ヶ月頃は、おむつ替えに協力する姿が少しずつ見られるようになります。
そのためには、毎日同じ言葉をかけてオムツを交換していた経験が必要になってきます。
例えば、オムツを替えている時に「おしりをあげて〜」など声をかけていた場合、毎回同じ言葉で声をかけられていたので、子どもも動作を覚え自分から上げてくれるようになったりします。
協力をしてくれた時は、しっかりと「よくできたね」と褒めてあげましょう(^^)
1歳頃になり歩くことができるようになってくると、膀胱の感覚もわかりやすくなってきます。
トイレの練習を続けていると、「出すとスッキリとする」、「なにか出てる」という体の感覚と「おしっこ」という言葉が子どもの中で結びついてきます。
そのためには、しっかりと言葉で感覚を伝えてあげることが重要になります。オムツを外した時には、「気持ちがいいね」など声をかけて、オムツをはずした時の快適さを伝えてあげましょう。
タイヨウ先生のキラキラポイント!
☀トイレに誘う場合は子どものヒントを見逃さずに、ヒントが出た時に誘ってみましょう。
例)もじもじしている。お腹の辺りを押さえている時など
☀トイレに無理に誘うとトイレに行くこと自体が嫌になります。トイレでおしっこが出た時に「上手にできたね」、「おしっこ出たね」と明るく伝えてあげることが大切です。
☀6〜11ヶ月頃のオムツ替えの時に、オススメのアドバイスがあります。オムツを替え体を起こす際に。親指を出して、「起きようね」と声をかけて、親指に子どもが捕まって上体起こすようにしましょう。この経験は、「自分で起きる」という経験ができることと、体力向上に繋がります。
以上が6ヶ月未満〜1歳3ヶ月未満の子どもについての排泄についてでした。
この時期は子どもの成長を大きく感じやすく、できることも増えていきます。発達を少しでも理解することで、どのように接していくことがいいのか。少しでも参考になれば幸いです。
子育てに「こうすれば完璧」という正解はありません。子ども達一人一人に個性があるように、子育てにもその子達に合った方法があります。
急がずゆっくりと丁寧に関わっていくことが一番だと私は思います(^^)
ご覧いただきありがとうございました。