【必見】保育士一年目の方に伝えたいこと
こんにちは、タイヨウ先生です。
今回は、保育士一年目の方に向けて書きたいと思います。
私の園にも毎年ではないですが大学・短大を卒業して就職してきてくれる一年目のフレッシュな先生がいます。
一年目というのは覚えることがたくさんあり、慌ただしく毎日が過ぎていくものです。
その中で、私が実際に経験したこと、また現在一年目で働いている先生から聞いた保育などの悩みをもとに、どのような心構えで一年目を過ごしたらいいのか書きました。
私が思う心構えは以下の3つです。
自分がいいと思う保育士を見つけたら、その保育士のいいところを真似する。
積極的に自分からコミュニケーションをとる。
一年目は基本的にはイエスマンになる。
一つずつ解説していきます。
【自分がいいと思う保育士を見つけたら、その保育士のいいところを真似する】
というのは、文字どおりですね。まずは現場にいる保育士の先生を観察して、自分がこうありたいと思う保育観と同じまたは近いやり方をしている人を真似して、実践していきましょう。
学ぶという言葉の語源は真似ぶという言葉から来ているといいます。まさに真似しながら学んでいき自分のモノにしていくのです。私は一年目の先生にはこのことを必ず伝えるようにしています。
実際に私は今でもこの方法を実践しています。初めは、「真似するのは恥ずかしい」、「変な風に思われないかな」と考えてしまうかもしれませんが、私も経験を経て中堅所まで来てわかったことですが、真似されて嫌な気持ちになったことはまったくありません。
むしろ嬉しいくらいです。なぜかといいますと、真似されるということはそれだけ自分の保育が誰かにとっていい保育と捉えられたということが嬉しいからです。
それに、真似してもらえるのなら、もっと恥ずかしくないように頑張ろうという気持ちにもなります。
両者にとってWin-Winの関係になりますね。なので、一人の先生だけではなくてもいいです。まずはどんどんいろんな先生のいいところを真似して学びましょう。
【積極的に自分からコミュニケーションをとる】
コミュニケーションをとるというのは、対人関係が多い仕事をしている方にとっては必須になりますよね。特に保育士は人を相手にする仕事です。コミュニケーションをとらないとどうにもこうにもなりません。
保育士同士のコミュニケーションをとるのは働く上で、自分がどのような人間なのか理解してもらい、その職場での自分の立ち位置を作る中で、失敗はしたくないモノです。なので、プライベートのことをべらべらと話す必要はないと思いますが、仕事の話ではないことも会話にいれながら初めは聞かれたことに答えるだけでもしていくといいと思います。
コミュニケーションをとらなければならないのは、職場の保育士だけではありません。子ども達の保護者の方々とも積極的にコミュニケーションをとりましょう。
一番いい内容としては、やはり子どもの一日の様子を伝えることですね。私も娘がいて、保育園に預けているので保護者視点から見ても思うことですが、やはり我が子の一日の様子を毎日伝えてくれる保育士と、あまり教えてくれない保育士とでは全然印象が違います。
それこそ伝えてくれる保育士の名前は覚えていますが、伝えてくれない保育士の名前は曖昧になるほどの差が出るくらいです。
なので、私も保護者の方と多く接する機会が持てるようにできるだけ子ども達を預かるとき、帰るときは積極的に自分が対応をするようにしています。
お帳面だけでは知ることができない子ども達の話を聞くことができるのもいい点ですね。
【一年目は基本的にはイエスマンになる。】
イエスマンというのは言葉の通り、「はい」とできる範囲のことは答えるということです。
いきなりですが、私はこのイエスマンになるということが一年目はできませんでした。今思うと恥ずかしいのですが、学校に通ってきたときに成績も悪い方ではなく、保育実習の方もいい評価をもらっていて、逆に声をかけられて保育園に就職したので、教えてもらわなくてもできるという謎の自信がありました。
先輩の保育士は丁寧に教えてくれるにも関わらずそれを実行せず、自分なりのやり方で過ごし、結果に繋がりもしていませんでした。幸い、いい先輩に恵まれていたので、それでは駄目だとお叱りを受け、それからはイエスマンになりました。
どこの職場でもそうだと思いますが、その職場にはその職場なりのルールや運営方針があります。また現場で働いてきた保育士が一生懸命試行錯誤して作り上げた、円滑に保育が協力できる流れが存在します。
その流れも知らずに自分勝手に事を進めれば当然流れが止まってしまい、迷惑をかけることになります。たとえクラスを一人で任せれていたとしても、担任一人でそのクラスがまわっているわけではありません。どこかで必ず一緒に働いている保育士がカバーしてくれながら保育は成り立っています。
まずは、イエスマンになり様々なことを経験しましょう。初めに任されることは正直雑用みたいなことばかりです。しかし、そこに学びはあり、必要性があります。雑用だとしてもその働きは巡って園の助けになっているのです。
大事なのは、任された仕事をこなす上でどのような意識を持ってその仕事に取り組むのかによると思います。
なぜこの仕事が必要なのだろう。どんなことに役立つのかなと考えるだけでも意味があります。たくさん仕事を覚えて自分の理想の保育士への一歩を踏み出しましょう!
これから保育士を目指す方、一年目の先生、数年たって初心を忘れてしまった先生方の悩みを少しでも和らげることができたら嬉しいです。
子ども達の笑顔のために一緒に頑張りましょう!!